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2008年12月16日

認知症の末期の対応方法

痴呆症も進行が進めば最終的には死に至ります。

それまでに、判断が付く間に、細かく介護者と

話をして、これからの事を決めておかなくてはいけません。

そんな事を最後に書いています。

096.

QOL(命の質、生活の質)の落とし穴

痴呆の終末期介護において、QOLという言葉は十分注意して

使う必要があります。

QOLという言葉は、しばしば積極的な医療の

中断の口実とされます。
確かに、痴呆症の末期に、

無意味な延命治療を闇雲に行うことはだれのためにも

なりません。積極的な医療の中止が、患者さんの苦痛を

和らげる場合も少なくありませんが、無意味に命を縮めたり、

不必要な苦痛を招くこともあります。

したがって、積極的な医療はしなくとも、適切な医療を

行うための準備をしておく必要があります。
 

097.

離れている人ほど、土壇場で熱くなる

最期のとき、その場で適切な判断を下すことは、

家族にとって、大変難しいことです。

十分に介護できたと満足して見送る人、後ろめたさや

罪責感を抱いて見送る人、最期が近づいたとき、家族の

さまざまな思いが、一人のお年寄りの上で交差します。


よい看取りのためにはよいプロセスが大事です。

離れた所にいる親族にも、介護の状況を細かく伝え、

少しずつ、気持ちを整理しておきます。


終末期の話も、本人が元気なうちにしておくべきでしょう。

突然、危篤ですという連絡をされて駆けつけた家族に、

冷静な判断を求めるのは無理なことです。

 

098.

本人ならどのように思うだろう

終末期の医療の選択では、ご本人ならどのように判断する

だろうかということを、常に心に問いかけてみることが重要です。

「家族としては、このような姿をみていられません」というのは、

一見、もっともだと考えられがちですが、終末期に

問題になるのは、ご本人の命の質なのです。

自分の考えを述べられない痴呆症の末期に、ご本人にとって、

最も望ましい判断ができるのはご家族です。

だからこそ、一歩引き下がって、命を終えようとする

患者さんの立場に立って考える視点を保つことが大事です。


 

099.

蘇生処置は医者の本能
心臓や肺が停止した患者さんに、人工呼吸や

心臓マッサージをしたり、強心剤や昇圧剤を打つことを

蘇生術といいます。

心肺停止状態の患者さんをみた医者は、ただちに蘇生術を

するよう訓練されていますし、多くの場合、無駄だと

わかっていてもそうします。

痴呆症が進行し、何らかの理由で身体が衰弱して

死期が近づいたとき、余計な医療はしないで自然に

見送りたいと考えるのは当然です。

最期を看取ってもらう医者を決め、あらかじめ、

そのような話し合いを十分しておかない限り、

自然な死を実現するのは非常に難しいことです。


 

100.

備えあれば憂いなし

痴呆症の介護について、いろいろなことを書いてきました。

最後に、重要なことを一つだけ繰り返すなら、どのような

ときも備えあれば憂いなしということです。

早めに診断を受け、自分の意思を形にしておけば、

家族も介護上の意思決定がしやすくなります。

在宅介護をするときも、介護者が倒れたときを想定して、

いざというとき預ける施設を探しておきましょう。

痴呆は進行して、やがて死に至る病です。

進行した場合の介護の方針、終末期の医療について、

まだ元気なうちから話し合っておきましょう。

最期に失敗して悔いを残すことがないように。
ラベル:末期
posted by ぶんねん at 23:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月12日

お金が絡まると気持ちも絡まる

介護をしていく内に色々とお金に関して問題が発生します。

毎日の食費、おむつ代、デイサービス、週末介護、

特に、痴呆が進み、理解が出来なくなったときの相続の問題

こんな事になる前に一度考えて見てはどうでしょう?

094.

お金が絡むときは、前もって処理をしておく

痴呆症のお年寄りの場合、日々の経費の管理、資産の管理、

相続の問題など、お金の絡む問題がしばしば生じます。

ご本人の能力が保たれている間に、考えを確認できていれば、

できる限りそれに沿って解決していけばよいのですが、能力に

障害が生じた後で、本人名義の不動産を売買をする、

遺言状を作る、養子縁組をするなどというときは、

ご本人の能力について、専門家の評価を得、法律的な

手続きを明確にしておきましょう。

こうした問題に関する訴訟は増え続けています。

 

095.

後見制度も利用しよう

平成十二年の四月から成年後見に関する民法の規定が改訂されました。

財産管理などについて、現在の禁治産、準禁治産の二段階から、

全く自己決定の能力がない人のための後見制度、

少しは能力がある人のための補佐制度、

障害が軽度の人のための補助制度三段階になり、

本人の意思をより重視し、利用しやすい制度に変わります。

このほか、能力のあるうちに弁護士や特定の個人に、

痴呆症が進行した後の自分の財産の管理や終末期医療に

関する意思の実現を委ねる任意後見制度も確立されています。
ラベル:お金
posted by ぶんねん at 08:53| Comment(0) | TrackBack(1) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

痴呆症の介護での自分の意見は?

痴呆症、認知症になると自分の事が自分で解らない事が

解らなくなります。

そのような事になる前に事前に注意しておかなければ

いけない事を考えて見ましょう。


091.

 自己決定の問題は難しいが、逃げてばかりもいられない

老人ホームに入るかどうか、自分の資産を介護のために

どのように使うのか、終末期医療をどのようにするのか

といった、生活の質を高めるための重要な問題を自分で

決めることを、自己決定といいます。

痴呆症になると、このような自己決定がなかなか

難しいうえに、決定したことを自分一人では実行

できないために、問題が複雑になります。

介護する人の体力、気力、経済力など、諸般の事情で、

本人の希望に添えないことも多々ありますが、できる限り

ご本人の意思に沿った介護を心がける必要があると思います。

 

092.

独りよがりは間違いの始まり

ご本人の意思が確認できない場合、あるいは周囲の状況や

ご自分の状況が的確に判断できない場合、ご家族が代わって

判断をすることになります。

そのようなときは、関係するご家族が集まって、充分話し合いを

すべきです。

ある決定のために、実際に介護をする人の負担が大きく

変わるような場合、その人の意見がまず尊重されるべきで

あることはもちろんですが、初めから、お母さんの気持ちが

わかっているのは私だけだ、といった独りよがりの態度は、

間違いの元であり、かえってその人の最期のときを気まずい

ものにしかねません。

 

093.
入院、入所をどのようにするのか

ホーム入所や病院への入院は、本来は本人の意思に

よらなければなりません。

特に、入り口に鍵がかかっており、自由に出入りできない

ような所は、何らかの法律的な手続きが必要ですが、

現在の日本の実状では、ご本人に能力がなくなれば、

ご家族がご本人の名前で書類を作って代行しています。

法律が整備されていなために、これはやむを得ない

ことなのですが、たとえ徘徊があって危険であるにせよ、

個人の自由を束縛することになるため、十分かつ

慎重に対応する必要があります。


 

posted by ぶんねん at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月30日

介護施設の選び方

自宅介護で一生懸命のあなた、精神的に参ってはいませんか?

そんなときに、役に立つ介護施設の選び方をしっかり学んで

ください。目の付け所が間違えば、入所してから、介護される

あなたの親族のかたが、大変です。

しっかり読んでください。

087.

使う気がなくても、見ておいて損はない

在宅介護をしようと決めている人も、余裕のあるうちに、

病院や施設を見学しておくのは無駄になりません。

施設介護の良さがわかることもあるし、自分の介護のすばらしさを

確認して自信をもつこともあるでしょう。

いずれにせよ、痴呆介護は長い年月を要することですから、

将来に備えて、いざというときは、あそこでケアしてもらおうと

いう心づもりがあると、心理的に介護が楽になるはずです。


在宅介護以外のオプションをもっていると、介護の幅、

介護者の人生の幅も広がります。

 

088.

施設は来て、見て、嗅いでみる

見学に行ったときは、建物の立派さ、職員の若々しさなどに

目を奪われずに、そこにいるお年寄りの様子、表情をよくみて

きてください。生き生きとして、清潔な様子ならば良い施設と

考えてよいでしょう。

部屋のベッドにいる寝たきりのお年寄りの様子もしっかり

みてきましょう。居室に入ったとたんに、排泄物の臭いがする

ようでは問題があります。


おむつが汚れた場合は随時交換か、時間を決めて換えるのか、

後者なら、一日何回換えるのかなども聞いてみましょう。

入浴の施設もみせてもらい、入浴回数も確認します。

 

089.

グループホームはオールマイティーではない

痴呆症のお年寄りを八人前後の小グループで介護する、

グループホームが増えています。

グループホームには、大規模施設や病院にない素晴らしい面が

たくさんありますが、欠点もたくさんあります。

たとえば、大声を上げるとか、激しい徘徊があるような場合、

大きい施設の場合はそれほど目立たなかったのに、小さな

グループホームでは、他の入居者から浮いてしまうようなこと

があります。施設の種類による特性や、個々の施設の個性を

理解して、自分の家族にふさわしい施設を

探すようにしてください。

 

090.

グループホームの注意点

グループホームの最大の利点は、規模が小さいので、家庭に

近い生活が可能であるという点です。

一方で、規模の小ささがグループホームの限界でもあります。

前の章でも述べたように、規模が小さいと、仲間と合わなかった

場合に逃げ場がありません。

また、職員の数も少なくなりますから、その中に一人、

困った職員がいると、その影響は大きな施設とは比べ

ものになりません。

事前の調査を慎重にし、入居後も、グループホームだから

安心だなどと思わず、家族が頻繁に顔を出すことが、

施設のモラルを高めるために非常に重要です。


重要な部分を色を変えています。

しっかり実践しましょう。
ラベル:介護施設
posted by ぶんねん at 19:52| Comment(1) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月23日

医療機関の利用

自宅介護で痴呆がひどくなり自宅でも近所の病院でも

手に負えない場合の医療機関の選定のお助けです。

参考になれば嬉しいです。


083.

病院にもいろいろな種類がある

痴呆のケアをする病院には、痴呆性疾患治療病棟、

痴呆性疾患療養病棟、介護力強化病院、療養型病院

などがあります。

痴呆性疾患治療病棟は、精神病院に併設され、激しい

精神症状や問題行動をもつ患者さんを治療する所で、

入院期間はおよそ3か月です。

その他の病院は、もう少し長くケアをしてくれますが

1年ぐらいを限度とする所が多いようです。

病院の種類によって、病棟の広さや看護スタッフと

介護スタッフの人数の比率、入院可能期間などに

違いがあります。

 

084.

「精神科ではいくら何でもかわいそう」は大いなる誤解

「いくら何でも精神科ではかわいそうだ」という理由で、

精神科の病院を避けたくなるご家族の気持ちはわかりますが、

身体疾患の患者さんの多い病院に、痴呆症で動きの激しい

患者さんが入院すると、スタッフの目が届かないばかりか、

医者も精神科の薬を使い慣れていないことが多く、結局、

薬の副作用等で寝たきりにされてしまうということが

少なくありません。

もっとも、精神科医が全員、痴呆症の治療に習熟している

わけではないことを念頭に、慎重に病院を選んでください。

 

085.

入院には、保険外負担がある

入院によるケアを受けようと思うときは、見学によりケアの

質を自分の目で確かめるのと同時に、費用や入院期間などを

調べることが大切です。

これらの病院では、医療費の自己負担分、給食費に加えて、

おむつ代、クリーニング代、おやつや消耗品代として、

保険外に8万円から20万円程度が必要です。
このほか、個室や2人部屋などを使用すると別途、

差額ベッド代が必要になります。

さらに入院時に、保証金として一定の額を預けなければ

ならない所もあります。保証金は退院時に戻ります。 (確認しましょう)

 

086.

病院は長くて1年と思っていたほうがいい

例外もありますが、病院の入院期間は長くて1年程度の

所が多いと思っていたほうが安全です。

精神科的な治療を積極的にするために、いろいろな職種の

スタッフを多く抱えている痴呆性疾患治療病棟はおよそ

3か月がめどですし、少しスタッフの少ない長期療養の

ための病院でも1年程度という所が多いようです。

入院時に実状をよく聞いて、早めに次の手を打つ

必要があります。介護保険の導入などによって、

この辺が実際にどのように変わっていくかは、

いまのところはわかりません。
posted by ぶんねん at 16:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

老人保健施設の利用

前回は有料老人ホームの利用でしたね、今回は

老人保健施設の利用についてお話します。

081.
老人保険施設は、病院か施設か

老人保健施設というのは、病院での治療が終了したお年寄りが、

家庭生活に戻るための準備をする施設と位置づけられています。

しかし、実際には、ミドルステイや長期入院、入所待ちのための

施設としての役割が大きくなっています。

老健施設は、病院と同様に、直接窓口に行って、入所を申し込めば

入所できます。

すべての老健施設が痴呆症の介護を受け入れてくれるわけではなく、

それぞれ特徴をもっているので、事前に評判を聞いたり、

福祉事務所や保健所で情報を得ておく必要があります。


 

082.

老人保険施設は、長期入所をする所ではない

老健施設は、その機能の特性から、特別養護老人ホームなどとは

異なり、入所期間が決まっており、原則として3か月、

長くて6か月と思っておいたほうが無難です。

特別養護老人ホームのショートステイより、時期や期間に

融通がきくことから、介護者の休息のための短期、中期入所として、

あるいは長期ケアの施設が見つかるまでの緊急避難場所として、

利用するものと思っておけば間違いありません。

このほか老健施設には、デイケアも併設されており、

通所施設としても利用できます。
posted by ぶんねん at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月14日

有料老人ホームの利用

老人ホームの利用に関しても色々あります。
今回は有料の老人ホームの利用について考えてみました。


078.

契約前に十分なチェック、倒産したら保証はない

有料老人ホームは、私企業であり、入居は私的な契約に基づきます。

これらの有料老人ホームは、入居時に少なくとも数百万円、

たいていの場合は数千万円のお金を必要とします。

万一、有料老人ホームが倒産してしまった場合、最初に

払い込んだ大金が、払い戻されない事態も考えられます。

それまで住んでいた家を処分して入居するような場合、

ホームの経営に関する事前の調査を十分にし、

専門家に相談し、ゆとりのある資金計画を

立ておくことが必要です。


 

079.

介護型有料老人ホームは、介護の内容をチェック

痴呆症をケアしてくれる、介護型の有料老人ホームでも、

ケアの内容は一律ではありません。

徘徊しても大丈夫か、外出の際の付き添いはしてくれるのか、

痴呆が進行して、寝たきりになったときはどのようになるのか、

身体疾患などが生じた場合の対応はどうかなど、具体的に

心配に思うことを確認しましょう。

実際に、見学し、そこで生活している方々の様子をみたり、

可能ならば利用経験のあるご家族の意見も聞いてみましょう。

口コミの評判が一番確かです。

 

080.
あきらめないで、高いホームも使いよう 一般家庭にとって、財産を処分するのでもない限り、

数千万円の入居金に加え、月々数十万円の費用を支払うことは

大変なことです。

しかし、だからといって、高額な有料老人ホームが使えない

わけではありません。これらのホームのなかには、

ショートステイやミドルステイを受け入れている所があります。

このようなホームでは比較的柔軟な対応をしてくれるため、

多少高額の費用を支払っても、緊急のときなどには

非常に有効です。
 

何事も事前の調査が大切です。
内容を十分に検討し、人の話も良く聞く事がたいせつです。

ラベル:老人ホーム
posted by ぶんねん at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月06日

特別老人ホームの利用の仕方

自宅介護でどうしようもない状態になったときに

利用する特別老人ホームについて考えて見ましょう。



075.

特別養護老人ホームとは

特別養護老人ホームというのは、心身の障害のために

介護を必要とするお年寄りを入居させる施設です。

もともとは、身体的に虚弱なお年寄りが中心でしたが、

現在では、痴呆症のお年寄りの施設介護の

中心的役割を担っています。


痴呆介護棟を別扱いにして、痴呆症だけを介護する

セクションをもっている施設、身体の虚弱な人も、

痴呆症の人もいっしょに介護している

混合型施設などがあります。

病院ではないため、医療的なケアが必要なお年寄りの

入居は難しいこともあります。

入居希望者が多く、数年待ちという所も珍しくありません。

 

076.

特別養護老人ホームは数年待たされる

特別養護老人ホームは、平成11年度で、全国におよそ

29万床が整備されていますが、必要とされる

数には遠く及びません。
東京都のような人口の密集地帯では、3年程度の待機は

珍しくありません。介護保険によって住民の選択が

できるようになると、評判のよい施設はますます混雑して、

待機が長くなる可能性もあります。

待機期間は、地域により、施設によって違います。

ご自分の地域での実情を調べておきましょう。

急場にあわてなくてすむように、早め早めに

手を打って、いざというときに備えましょう。


 

077.

介護保険が、特別養護老人ホームを変える

従来の特別養護老人ホームは、税金から一律の介護料を

受けて運営されてきたうえに、住民の側に選択権がなく、

しかも、入居するのに何年も待たされるほど数が

不足していたことから、入居後のサービスについて

苦情を言いにくい構造になっていました。

そのために、施設間の競争がなく、サービスの内容や

質もさまざまでした。

介護保険によって、住民の側が特別養護老人ホームを

選択する権利をもつようになるために今後は

サービスについて注文を出しやすくなるだろうと思います。
ラベル:特老
posted by ぶんねん at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月01日

自宅介護のための介護支援

自宅介護をしていると実際自宅だけで介護ができない場合が

多々あります。

そのような時に利用するのが、介護支援です。

次に説明しますので利用を考えて見てはどうでしょうか?


068.

ホームヘルパーにもいろいろある

ホームヘルパーというのは、お年寄りの自宅を訪問して

家事や介護を手伝ってくれる人のことです。

訪問看護婦とは違うため、注射や褥瘡の手当てなどという、

医療行為はできません。
介護保険では、家事だけを頼むか、

介護だけを頼むか、あるいは両方を少しずつ頼むかによって、

料金が異なります。

まとまって数時間、家に滞在して仕事をしてもらう場合と、

時間を決めて、24時間、定期的に短時間の介護を依頼する

場合があり、必要に応じて使い分けましょう。

ホームヘルプは文字どおりマンツーマンの仕事ですから、

お互いに率直に接し、わだかまりができないように

気をつけましょう。

ヘルパーさんのくる日は、気を遣って疲れるというようでは

意味がありません。なにを依頼するかをはっきりさせ、

依頼したならば、遠慮なくすべてを任せ、

不満な点については話し合いましょう。


 

069.

デイサービス・デイケアを上手に使う

デイサービス、デイケアというのは、福祉機関や医療機関が、

日中、痴呆症などのお年寄りを預かってケアしてくれる制度です。

集団になじみやすい人、なじみにくい人がいますが、

うまく適応できれば、介護者は、決まった時間、介護から

解放されます。うちのおじいさんは気むずかしくてだめだと

決めつける前に、見学だけでもしてみましょう。

週2日、6時間という所もあれば、年中無休で、

さらに長時間のケアをしてくれる所もあります。

 

070.

ショートステイサービスをうまく使うこつ

ショートステイは、福祉施設に短期間、お年寄りを

預かってくれる制度です。

泊まる場所が変わることは、お年寄りにとっては

ストレスですから、初めてこの制度を利用するときは、

調子を狂わせて、せん妄状態を起こしたりする人も

少なくありません。

初めは無理をせず、混乱するようであるならば、

1日で連れ戻すぐらいの気持ちで利用してみましょう。

繰り返し利用しているうちにお年寄りも、預かる施設の

職員も慣れてきて、楽しく過ごせるようになります。

気長にトライしてみましょう。

 

071.

入浴介助も積極的に利用する

入浴サービスには、寝たきりのお年寄りのために、専用の

浴槽を運んできて入浴させてくれるもの、デイサービスを

行っている施設で、日中お風呂に入れてくれる

サービスなどがあります。

入浴介助は、専門家といえども重労働であり、まして、

狭い家庭のお風呂で、嫌がるお年寄りを入浴させるのは

高齢の介護者にとって危険な作業といえます。

歳をとると新陳代謝も少なくなることから、若いときのように

頻繁に入浴する必要もなくなります。

必要に応じて、利用してみましょう。

 

072.

その他の在宅介護支援サービス

いままで紹介してきましたサービスのほかに保健婦による

訪問指導、リハビリテーションの専門家による

訪問指導、配食サービス、

介護用具
(介護用ベッド、車椅子、歩行器など)の給付、助成、

あるいは貸与、おむつの支給(現物支給と費用給付があります)、

住まいの改造助成、緊急通報システムの設置など、

さまざまなサービスが準備されつつあります。

しかしながら、これらのサービスの実状は、自治体ごとに

大きく異なっていますから、自分の住んでいる地域の実体を

よく把握しておくことが重要です。

 

073.

介護の道具は創意工夫で
食器、衣類など日常使用する道具は、お年寄りの様子を

観察しながら、工夫してみましょう。

たとえば、スプーンで食事をする場合、平らなお皿より、

グラタン皿のように縁のたったもののほうがスプーンに

食物をのせやすくなります。

衣類の着脱がスムーズにできないときは、ウエストが

ゴムのズボンがよいかもしれませんが、市販のものは、

いかにもそれらしいものばかりです。

ふつうの服に工夫をして、おしゃれで、かつ脱ぎ着が楽なものを

作ってみましょう。


 

074.

ボランティアの利用は逆ボラ精神で

ボランティアは、公的福祉の隙間を埋めるサービスを

してくれますが、在宅介護をボランティアに手伝って

もらうためには、それなりの気配りが必要です。

お金を払っているわけではないため、関係が曖昧に

なりがちですが、事前にこちらがボランティアに期待すること、

相手が提供してくれるサービス、条件などをよく話し合い、

トラブルが生じた場合の解決方法も明確にしておきましょう。

初めは、ボランティアのお世話をするぐらいのつもりで

いなければうまくいきません。

ラベル:介護支援
posted by ぶんねん at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月27日

「問題行動」「精神症状」への対応その2

今回の問題行動は衝撃的な内容になっています。

こんな状態になってビックリしどうして対応すれば?

そんな為に一読してください。

061.

「不潔行為」という問題行動はないと思おう

汚れた下着を押入に隠してあった、便が紙に包んであった、

便器に手を入れて大便をつかみ、周囲を汚した

等々の行為は、ご家族にとって衝撃的な出来事です。

しかし、お年寄りがとるこれらの行為は、失禁したことを

隠そうとしたり、あるいは便器のなかの便を何とかしようと

してはみたもののどうすればよいのかわからず、さらに混乱を

大きくしてしまった結果であることもまれではありません。

不潔行為の多くは、介護によって防ぐことができます。

 

062.

不眠対策は、まず、生活のリズムから

痴呆症になると、時間の感覚が混乱するため、夜間の睡眠が

不安定になることがあります。

六時に夕食をして、八時に寝てしまえば、夜中の三時に

目が覚めても不思議ではありません。

そのような場合は就眠時間を遅らせてみましょう。
昼間、1人でウトウトとしていることが多いときは、

デイケアなどを利用したり、午前の散歩を午後にずらすなど

して生活にメリハリをつけてみましょう。

ただし、夜間に興奮して別人のようになるせん妄のような

症状のときは、薬を使用したほうがよい場合もあり、

専門医に相談してみましょう。

 

063.

「夜になると人が変わったようになる」夜間せん妄は、本当に人が変わっていると思ったほうがよい

単なる不眠ではなく、夜間、特に深夜、人が変わったように

興奮したり、日中にはない幻覚を見たりする症状を夜間せん妄と

いいます。
これは、病的な寝ぼけのようなもので、痴呆以外の

人でも起こります。

夜間せん妄は、軽い場合は、部屋を明るくして穏やかに

対応すれば落ち着きますが
、興奮が激しい場合は、本人の

心身の消耗が激しいうえに、周囲の人にとっても危険です。

せん妄が何日間も続く場合は、痴呆がいっそう進行することが

あるため、早めに専門家に相談しましょう。

薬でよくなることも珍しくありません。
 

064.

食べ物以外の物を食べてしまってもあわててはいけない

食べ物以外のものを口に入れてしまう異食と呼ばれる

症状があります。

目に見えるものすべてを口にもっていってしまうような

神経症状もありますが、これはきわめてまれで、たいていは

食べ物とそうでないものの区別がつかないために

口に入れてしまうようです。

食べてしまうと本当に危険なもの以外は、あまり

大騒ぎしないで対応しましょう。

洗剤などを飲んでしまったようなときは、救急隊に電話をして

指示を受けてください。


 

065.

収集癖は、繰り返す

脳血管性痴呆のお年寄りのなかに、あちこちから不要品を

集めてきて、部屋中足の踏み場もないようにしてしまう人がいます。

一人暮らしができるほどの能力が保たれている人に多く、

説得してもほとんど無駄です。

火事の危険や衛生上の理由で片づけなければならないときは、

半強制的に整理をしなければなりませんが、一人暮らしの

お年寄りなどでは、たいてい、翌日からまたせっせと収集を

開始し、たちまち元通りになってしまいます。

こちらも根負けせず、整理を繰り返すことです。

 

066.

暴力は、どのようなとき、だれに、どうして、が大事

痴呆症を患っているからといって、訳もなく暴力を振るう

ことはありません。

あわてずに、いつ、だれに、どのような情況で暴力を振るったのか

を観察します。

痴呆症による記憶障害、理解力の低下、性格の変化、

傷ついた自尊心などを考慮して、痴呆症のお年寄りの視点から

周囲の状況を見直してみると、暴力の原因がみえてくること

もあります。暴力は周囲の人にも大きな侵襲を与えるため、

暴力の対象となる人の保護にも十分な配慮が必要です。


 

067.

火が危ないから電磁調理器? 一人暮らしのお年寄りに痴呆が起こったとき、ガスの火が

危ないので、電磁調理器にしようなどという話があります。

多くの場合、ガスの火が心配という程度の痴呆であれば、

電磁調理器や電子レンジのような新しい機械の操作を

覚えることはできません。


これらの道具は、火がみえないので、本人にとってはガス以上に

危険です。ガスが危ないなら、見守りを頻繁にし、安全な電気の

暖房や配食サービスを利用するなどして、火がなくとも快適に

暮らせる工夫をすべきです。

それができない状況ならば在宅を諦めるぐらいの柔軟さが必要です。

 

ラベル:介護
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2008年10月23日

「問題行動」「精神症状」への対応 その1

問題行動とは痴呆の方によく見られる徘徊、物盗られ妄想

などの事です。

一番やっかいで、介護している人には精神的に負担のかかる

行動、精神状態です。

しっかり読んで対応しましょう。

056.

思わぬ出来事にびっくりする前に

痴呆症になると、日常の活動など、いままでできたことが

できなくなる症状のほかに、徘徊や妄想などの、

いままでにはなかった行動や精神活動がみられるようになります。

それを、問題行動あるいは精神症状などとよんでいます。

このなかには、本人や周囲の人にとって危険なものもあり、

そうでもないものもあります。

また、治療可能なものもあります。慌てず冷静に観察し、

危険を防ぐと同時に、専門家に相談して、対策を練りましょう。


 

057.

外出、徘徊は、いつ、どこへを確かめる

徘徊といっても、場所の見当がつかなくなり、知っている場所で

迷子になる、記憶や時間の見当が悪くなって辞めた会社に

行ってしまう、夕方になって脳の覚醒水準が下がってくると、

家に帰ると言い出す、あるいは、目的もなくじっとして

いられないでただただ歩き回るなどさまざまで、それぞれ、

対応の仕方も異なります。

どんな時間に、どんな状況で出ていってしまうのか、

あるいは、歩き出すのかを観察して、困ったときは

専門家に相談してみましょう。


 

058.

ひたすら歩き続ける徘徊への対応は家庭では無理

初老期のアルツハイマー型痴呆などで、どこに行くという

あてもなく、行く手を阻むものを押しのけながら、ひたすら

歩き続けるという徘徊がみられることがあります。

健康に自信のある人であってもこのような徘徊について

歩くのはかなり大変です。

このようなときは、家庭での対応には限度があります。

無理をしないで、必要ならば施設介護を考えましょう。
このような徘徊も、長期間続くわけではなく、時期がくれば

激しさが収まり、やがて徘徊そのものもなくなります。

 

059.

物盗られ妄想は、介護の勲章

アルツハイマー型痴呆などで、自分がしまい忘れたものを

盗まれたと言い張る物盗られ妄想がみられることがよくあります。


物盗られ妄想の対象となるのは、たいてい、一番近くで

介護をしているご家族です。

こうした物盗られ妄想は、「私が忘れるはずはない」

「私が嫁の世話にならなければならないはずはない」

という思いの裏返しです。

いっしょに探して見つかったときはさりげなく返してあげましょう。

「だから私じゃないといったでしょ」などと

議論したとしてもよいことは何一つありません。


 

060.

妄想が、発展するなら要注意

その場限りの物盗られ妄想とは異なり、

「嫁が、財布を盗んだ。初めから、財産をねらった

結婚だったに違いない。そういえば実家の様子もおかしい…」

といった具合に、ストーリーが発展していく妄想があります。

被害妄想、嫉妬妄想などが発展していくときは、恨みや

疑いが持続していくことがあります。

このような妄想を放置するとご本人にとっても、ご家族にとっても

危険です。

物盗られ妄想とは違い、薬物療法が有効な場合もあり、

精神科の専門医に相談することを考えてください。

ラベル:問題行動
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2008年10月18日

日常生活の援助その3

日常生活の援助の最終回です。

今回も重要な事柄なのでしっかり読んでくださいね。

051.

お風呂の介助は、危険な作業

お風呂の介助は、病院や施設の大きなお風呂で若い職員が

するときでも神経を使う仕事です。

痴呆症のお年寄りが入浴を嫌がるような場合、家庭の狭い浴室で、

女性やお年寄りが1人で介助をするのは介護する側にとっても、

介護される側にとっても、非常に危険な作業です。

無理は絶対にしてはいけません。

入浴サービスを利用したり、ホームヘルパーに手伝って

もらうなど、本人が嫌がるときは一人で介助を

しないようにしましょう。

歳をとると新陳代謝も減りますから入浴の頻度は

減っても大丈夫です。

 

052.

座りっぱなしは、寝たきりと同じ
痴呆が進行すると、歩くのが難しくなり、転倒が増えます。

歩く機会が減れば、歩く力が落ち、さらに転びやすくなり、

心理的、身体的な依存度も加速度的に大きくなります。

多少のリスクはあっても、できる限り長く歩行機能を

維持できるように援助しましょう。

それでも歩けなくなったときは「日中は座らせる」

などと杓子定規なことをいわず、疲れたなら

横にさせてあげましょう。

歩けないということは、自分でベッドへ行って

休むことができないということです。

座ったままで放っておかれるくらいなら、寝たきりの

ほうがまだ楽でしょう。

 

053.

食べた後の口の中にも、注意が必要

口腔内の清潔は、感染症や口臭の予防、誤嚥の防止などの

ために重要です。

歳をとると、歯茎がやせたり、入れ歯が合わなくなってきて、

口の中に食べ物が残りやすくなります。

毎食後、口の中の清潔に注意します。歯磨きやうがいが

上手にできなくなってきたら、並んで、一緒にやって

みせると、まねができることもあります。

うがいした水を飲んでしまっても、口の中にものが

残るより安全です。

それもできないほど進行してしまったら、指に柔らかい

布をまいて、静かに口の中、特に歯茎と頬の間などに

食物が残らないようにぬぐってあげます。
 

054.

寝たきりになっても運動はできる

痴呆症が進行してくると、関節の拘縮が起こり、手足の

関節の動きが悪くなります。

関節が固まってしまうと、清潔の保持が難しくなる

だけでなく、褥瘡(床ずれ)の助長にもつながります。

立てなくなり、自分で動かせる範囲が小さくなってきたら

入浴、おむつ交換などの機会に、ゆっくりと関節を

動かしてあげて、関節が固まるのを予防します。

座っていると重力で下に落ちる腕も、寝たきりの場合は

縮んで固まってしまいます。

筋肉が硬くなり関節が動きにくいときは、

無理をしてはいけません。話しかけながら、

ゆっくりと行うことが重要です。

 

055.
終末期は忍び足でやってくる

痴呆が進行してくると、身体が動かなくなり、やがて

食べ物も飲み込むことができなくなってきます。

この時期になっても、嫌なことをされれば顔をしかめるし、

うれしければ笑顔をみせます。

しかし、そうこうするうちに、誤嚥性肺炎のような

危機を繰り返し起こすようになり、平穏な時期が

短くなってきます。

終末期はある日、突然訪れるのではなく、

ふと気がつくとそこにきています。

末期の医療や介護については、早めに

家族で話し合っておくべきです。
 

ラベル:援助
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2008年10月14日

日常生活の援助その2

今回は日常生活の援助その2です。

しっかり勉強していきましょう。

046.

痴呆が進行すれば、飲み込む、吐き出すができなくなる

痴呆症になると、初めは、細かい動きが障害され、

しだいに歩くような大きな運動がぎこちなくなってきます。

さらに進行した場合、食べ物を呑み込んだり、誤って

気管に入ってしまった食べ物や痰を吐き出すといった、

いままで無意識にしていたことが上手にできなくなります。

痴呆症の末期では、気管に食べ物や唾液が入ってしまうために

起こる誤嚥性肺炎が死因になることがあります。

痴呆が進行し、歩行が自由にできなくなるころには、

こうした機能の低下を頭に入れた介護が必要になります。


 

047.

頻尿、便秘、下痢には要注意
痴呆症が進行してくると、身体の異常を感じにくくなったり、

感じているにもかかわらずそれを言葉で表現できないという

ことが起こります。

尿や便の頻度や性状は、しばしば、身体の異常の

バロメータになります。

同時に、尿意が頻繁にあることは睡眠を妨げますし、

若い人と違い、わずかな便秘や下痢がイレウス

(腸が動かなくなってしまうこと)や脱水などの重篤な

身体的トラブルにつながりやすくなります。

様子が変わったときは早めに医師のアドバイスを求めましょう。

 

048.

おむつをつける前に、やってみることがある

お手洗いを汚したり、とんでもない所で排泄してしまったり、

失禁したりといった排泄の失敗は、家族にとって心理的にも

大きな衝撃になります。

しかし、おむつをつける前に、なぜ失敗するのかをよく

観察してみましょう。


夜の失敗が多いのならば廊下の電気をつけっぱなしにする、

お手洗いのドアを開け放ってすぐに中がみえるようにする、

着脱が楽な服にする、排泄のパターンを把握してそれらしい

様子がみえたときはすぐに誘導するなどの方法を取ると、

かなり後までおむつを使わずにすむ可能性があります。

 

049.

おむつが嫌なのはだれでも同じ

排泄の失敗は、ご家族にとってショックである以上に、

痴呆症のお年寄りにとっても衝撃です。

汚れた下着を隠したり、便を包んで押入れにしまったり

する行為は、そうした気持ちの表れです。

痴呆が進行すれば、いずれは、おむつをつけることも

やむを得ない時期がきますが、おむつを嫌がるお年寄りの

気持ちを十分尊重し、恥をかかせないようにしましょう。


パットやパンツ型のおむつなど、さまざまな介護用品が

出回っています。

お年寄りのや介護者に合わせて使いやすいものを選んでください。

 

050.

着替えの手伝いはさりげなく

呆症が進んでくると、TPOに合わせた適切な衣類の

選択ができなくなり、やがて、着る順番がおかしくなり、

さらに進行すると、セーターの袖に足を入れるなどの

着衣失行と呼ばれる症状が起こり、最後には自分からは

更衣そのものをしようとしなくなります。

痴呆の進行に合わせて、適切な介護をする必要がありますが、

子どもではないのですから、お年寄りの気持ちを傷つけないよう

にさりげなく手伝ってください。

汚れた下着を替えるのを拒むようなときも無理をせず、

チャンスを待つようにしてください。

まだまだ、あります。

次回も期待しておいてください。
 

ラベル:援助
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2008年10月10日

日常生活の援助その1

今回から家での日常生活での対応を基本に
どのような事に注意して介護しなければいけないか
順を追って説明します。

041.

「できることはしてもらう」より、
「できないことはさりげなく手伝う」ことのほうが大事


残存機能の活用というお題目のもとに、できることは

してもらはないとできなくなってしまうという理由から、

痴呆症のお年寄りに、無理なことをさせたくなるご家族の

気持ちはよくわかりますが、これは、お薦めすること

はできません。

子どもをしつけるように、

「みててあげるからやってご覧なさい」
「だめよお母さん、そうじゃないでしょ、よく考えて!」

などと怒鳴るより、並んで、いっしょに作業して、

恥をかかせないで、だれがやったのかがわからないように、

さりげなく手伝い、合作で仕上げることのほうが

ずっと大事です。


 

042.

やみくもな介助はかえって有害。なぜできないのかを
観察しながら介助する


介護に行き詰まったときは、冷静に観察しましょう。

ムキになったり、やみくもにあれこれ試したとしても、

お金も、時間も、労力も無駄遣いなだけです。

痴呆の介護は持久戦です。無駄な消耗は極力避けましょう。
たとえば、失禁の原因はさまざまで、原因が違えば

対策も違います。

パニックにならず、なぜこのようなことをするのか、

なぜできないのかを考えながら観察し、それに応じた

対策を試みましょう。

だめなときは、また仕切り直して考えればよいのです。

 

043.

介助は正面から声をかけて、お手本は並んで同じ方向で

痴呆症が進行すると、周囲に十分な注意を払えなくなります。

介助をするときは、声をかけながら、前方から近づきましょう。

不意に後ろから声をかけたり手を出したりすると、思わぬ

事故につながることがあります。

同じく、痴呆症が進行すると、鏡のような左右反対の像が

理解できなくなります。

歯磨きなどをいっしょにしてみせるときは、向き合ってしまうと

左右が逆になることから混乱を起こすことがあります。

このようなときは、並んで行うとうまくいくこともあります。

 

044.

日常動作の介助は、なにをされているのかがわかるように

痴呆症が進行すると、周囲の状況判断ができなくなります。

風呂の脱衣所に行っても、なにをするのかがわからないのです。

お年寄りは、無理に服を脱がされると解釈し、驚いて抵抗し、

ときには思わぬ暴力沙汰を引き起こします。

お風呂だということがわかるような環境を演出し、

「さあ、これから出かけますからその前にお風呂に入りましょ」

などと話しかけながら介助すれば、

スムーズにできることもあります。

食事、トイレ、着替えなど、すべてそれらしい環境と

話しかけで、ゆっくりと行ってみてください。

 

045.

食べることの障害にもいろいろある

痴呆症のお年寄りが食事を嫌がる(拒食)、

食べ過ぎる(過食)、

食べ物以外のものを食べてしまう(異食)

などの症状は、さまざまな原因で起こります。

対応に迷うときは、痴呆症に詳しい医師に相談してみましょう。

痴呆症に限らず、お年寄りの場合、ちょっとした食習慣の

変化が心身の状況に重大な影響を及ぼすことがあるため

早めの対応が重要です。

とくに拒食の場合は、身体の異常や精神症状が

陰に隠れていることがあるため十分注意しましょう。
ラベル:介護援助
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2008年10月03日

認知症老人との接し方2

認知症老人との接しかたの最終回です。

しっかり見ていきましょう。


036.

何度も同じことを聞く

痴呆症のお年寄りは、「忘れたこと」を忘れてしまいます。

また、痴呆症という病気は、繰り返すことによって学習する

(同じことを何度も聞いているうち記憶がしっかり身につく)

ことを困難にします。

「さっき聞いた」ということを覚えていない痴呆症のお年寄りは、

こちらが辟易とするくらい同じことを繰り返し訪ねますし、

何回聞いても記憶が定着しないのです。
書いて渡しておくなどの工夫が有効なこともありますが、

腹を立てないで、何回でも答え、不安にしないことが重要です。

お年寄りも聞きやすい人にしか聞きにこないものです。
 

037.

教育・訓練モードは最悪

痴呆症のお年寄りに、リハビリテーションと称して、難しい

課題のものをさせたり、記憶のトレーニングを強制したり

することは、無意味なだけでなく、有害です。

痴呆症のお年寄りと、誠実にお付き合いしていると、表面的には

もの忘れのこと、ぼけてしまったことを自覚していないかに

みえますが、心の深いところでは、傷つけられた自尊心、不安、

怒り、悲しみが積み重なっていることがわかるはずです。

痴呆症のお年寄りにご家族が、教育・訓練モードで接することは、

百害あって一利なしです。


 

038.

自分が嫌だと思うことは相手にもしない

痴呆症のケアには、さまざまな技法が開発されています。

お年寄りのなかには、これらの技法を嫌がる人が少なく

ありませんし、私の目にも、「あんなことさせられたくないな」

としか思えないようなプログラムもあります。

痴呆症のお年寄りと接するときは、少し立ち止まって、

自分がお年寄りと同じぐらいの年代に達したとき、

このようなことをされてうれしいだろうか、

ということを考えてみることが大事です。


自分がされて嫌だと思うことは、痴呆症のお年寄りに

とっても嫌なことなのです。

 

039.

痴呆症になったからといって、それまでの人生が消えてしまうわけではない

痴呆症は進行性の、深刻な病気です。

なにより、その人の人となりが変化するという点で、

これらの病気の宣告は、しばしば本人やご家族を絶望的な

気持ちにさせます。

しかしながら、合理的なケアと、一人ひとりのお年寄りの

人生の流れを損なわない、心理的な援助があれば、

その人の人となりは、すべての精神活動が失われる

終末期になるまで生き続けます。

本人はもとより、家族がいたずらに悲観的になったり、

絶望したりせず、少しでも、楽しい、有意義な日々を送る

ことを考えましょう。

 

040.

子どもや孫を忘れても、親のことは忘れない

痴呆症が進行してくると、子どもや孫の顔を忘れてしまうこと

があります。しかし、娘のことを姉だという人も、その人が

自分にとって大事な人だということはわかっているのです。

また、痴呆症では、比較的新しい記憶から失われていくことが多く、

子どもを産んだことは忘れても、自分の親兄弟のことは覚えている

ものです。

95歳の人が「自分の母親は元気で生きている」と話すことも

あります。このようなときは、頭から否定せず、古い昔話として

聞いてください。


介護をしていく上での基本的な事がらです。

何度も、見直して自分のモノにしてください。

次回は日常でのどのようにしたらよいのか説明します。 

ラベル:認知症
posted by ぶんねん at 21:11| Comment(3) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月30日

認知症老人との接し方−1

これからの説明は認知症(痴呆)と診断された老人

に対しての接し方、携わり方の基本を説明します。


031.

100のテクニックより1つの誠意

人との接し方、痴呆症のお年寄りとの接し方には、

いくつかのポイントがありますが、もっとも大事なのは、

そのお年寄りに対する家族としての温かな思いやり、

この人のお世話をしたいという気持ちです。


嫌で嫌でたまらない、生理的な嫌悪感を感じるといった場合は、

在宅介護をやめる方法、あるいは別の家族に介護してもらう方法を

探すほうが現実的です。

在宅介護を決意したならば、家族としての結びつきを信じ、

自分を信じて、誠意をもって接することがなににも勝る

テクニックです。

 

320.

介護を嫌がるときは、介護をしない

明らかに介護なしでは暮らせないのに、「お世話には及びません」

と言い張るお年寄りには、まず、一歩引いてみましょう。

このような場合、自分の能力の低下を自覚していないという

だけでなく、能力の低下を認めたくないというプライドの

問題が絡んでいることが多いようです。

ただし、「困るまで放っておこう」といった姿勢とは違います。

それと気づかれないように、さりげなく、必要最小限の

お世話はしなければなりません。

ありがとうとは言ってもらえなくとも、いつか感謝してくれる

日がきます。

 

033.
ムキになって説得しても仕方はないが、いい加減に聞き流すのはもっといけない

痴呆症のお年寄りが、間違った認識に基づいて、とんちんかんな

話をしているとき、その間違いを正そうとムキになって

話をしてもたいていはうまくいきません。

かといって、お年寄りの話をすべて右から左へ聞き流すような

態度は、相手の気持ちを傷つけます。

少し耳を傾け、お年寄りが周囲の現実をどのように

とらえているのかを考えてみましょう。

私たちにとってはつじつまが合わなくとも、痴呆症のお年寄りの

目に映る現実のなかでは、理解できることもある

のではないでしょうか。

 

034.

すべてを否定せずに受け入れるなんてだれにもできない

痴呆症のお年寄りが話すことは、すべて否定せずそのまま受容して、

その思いに共感するようにと書いてある本がありますが、

このようなことは、訓練を受けた臨床心理の専門家であっても、

せいぜい1時間弱がよいところです。

毎日介護を行い、しかも長い家族の歴史を背負った

ご家族にこのようなことができるはずはありません。

専門家でも、相手が自分の親であれば、いろいろな感情が入り、

専門家としての受容や共感はなかなかできないものなのです。

誠実かつ自然に接することが一番です。

 

035.

相手や場所、時間によって態度が変わるのは、痴呆の症状

介護者だけのときはなにもできないのに、たまにくる実の娘や

他人の前では、実にしっかりとした昔ながらの対応をする、

といった話をよく聞きます。

脳血管性痴呆ではこのようなことがしばしば起こります。

これは、必要な能力を集中させることや持続させることが

できなくなっているために起こるもので、立派な痴呆の症状です。

実の娘が引き取って介護をしたとしても、今度は逆の現象が

生じるだけです。

たまに会うだけの人は、このようなことをよく理解して、

毎日、介護にあたっている人の苦労を

わかってあげることが大切です。

今回半分の説明でした。
 
残り半分は次回説明しますね。

介護の基本は誠意を持って介護する。

いい加減な態度は見せない、やらない、です。

ラベル:認知症
posted by ぶんねん at 18:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月27日

認知症と診断されたとき

今回で認知症と診断されたときどのように対応すれば良いのか?

の最終回です。

030.

介護者の健康が、痴呆性高齢者の健康

ストレスに耐えきれなくなったとき、そのストレスの元に

立ち向かって問題を解決するという方法は、成功すれば

よいのですが、うまく解決できなかったときは、ますます

ストレスを増大させてしまう結果となります。

そのようなときは、ストレス源から自分の気を逸らしたり、

それに負けないように心身のコンディションを整えるほうが

得策です。

痴呆症の症状や、痴呆性高齢者の行動を何とかしようとしても

疲れるだけです。

まず、コントロールが可能な自分の健康を少しでも増進するように

気を配ってください。

認知症の介護はストレスつき物です。

まずは、自分のストレスを取り除く事から考えてください。

介護から離れるのはもちろんの事、自分の趣味や旅行も

良いかもしれません。

そのために、一時的に介護をしてもらえる施設があるのです。

上手にそのような施設を使い、ストレスが溜まらないよう

自分の体を大切に介護に頑張ってください。
ラベル:認知症
posted by ぶんねん at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月23日

自宅介護をするときの注意点その2

前回までは長期療養が必要な場合の施設について説明しましたね。

今回はその続きで有料ホームの使い方などに付いて説明します。

025.

有料ホームも使い方次第
有料老人ホームは非常に高価なものと思われていますが、

案外、手軽でサービスのよいホームもあり、また介護保険の

適用を受けて、いままでよりもずっと費用負担の軽くなる

所もあります。

正規の料金は数千万円でも、特養入居までといった期間限定ならば

別料金で安く受け入れてくれる所や、空いた部屋を使って

ショートステイを受け入れている所など、急に預かってもらう

必要が生じたときなどは便利です。

1泊2〜3万円の所が多いようですが、公的なショートステイと

比べて融通が利くことから、チェックしておくとよいでしょう。

 
026.

家族介護に間違いも正しいもない

人にはそれぞれの個性があるのと同様に、家族にもそれぞれの

歴史があります。

介護の教科書に書いてあることはあくまでも机の上の原則論です。

この原則論にこだわって無理をするより、自然に振る舞うことの

ほうが大切です。

介護者が行っている24時間、365日の介護と、専門家の

1日8時間、週休2日の介護とはおのずから違うのです。

家族は専門家にはなれませんが、また専門家も家族には

なれないのです。

専門家の技術や知識を利用しながら、肩の凝らない普段着の

ケアをすればよいのです。

 

027.

在宅介護にこだわるな

何度も書きますが、在宅介護がすべてではありません。

「ホームは絶対に嫌だ」「病院なんて、とんでもない」と

いっているお年寄りでも、実際、施設に入ってみると、

無理なく適応する人もいます。

介護のイライラから、子どもに八つ当たりをしてしまう

気分が滅入るといった状態のときは、介護に何らかの無理がある

証拠です。このようなときは在宅介護にこだわらず、病院や

施設入所を含めた柔軟な対応を考えてみてください。

介護者の心の健康が保てなければ、介護されるお年寄りの

心が満たされることもありません。

 

028.

介護を終えた後の人生を考える

痴呆症が70歳代以前に発症したとすれば、介護の期間が

10年以上に及ぶことも少なくありません。

痴呆症の在宅介護に対する公的サービスは、介護に専念する

家族が1人以上いることを前提にしているため、在宅介護を

行うということは、介護者の社会参加の機会を相当犠牲にする

ということになります。

常勤の仕事を辞めて在宅介護を行うといった場合、介護を終えた

後の自分の人生をどのようにするのかを充分に考えておいてください。

介護後の人生のほうが長く、また大切なはずです。

 

029.
親の介護を妻に頼むなら、夫は外野を黙らせる

東京などの大都市では、嫁が夫の両親の世話をするのは当たり前、

といった風潮を聞くことは少なくなりました。

しかし、地方ではまだまだつらい立場に立つお嫁さんも

少なくないようです。


自分の親の介護を妻に任せるならば、その夫が、休みを返上して

介護を手伝うのは当たり前であり、また自分の兄弟姉妹が、

妻の介護にあまり余計な口出しをしないように気を配り、

介護に関する決定権を妻がもつように配慮する必要があります。

介護の大変さはその当事者でければわかりません。


最初にも書きましたが、介護は身内全員でやるものです。

当事者に押しつけるモノではありません。

だから、最初に身内全員でこれからどうするべきか?
どのように介護するのが一番良いのか?

自宅介護ができなくなる様な事態になるときどうすれば良いか?

しっかり話し合い、解らなければ介護に詳しい介護施設に

相談することも必要です。
ラベル:認知症
posted by ぶんねん at 19:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月20日

自宅介護をするときの注意点

病院での介護方法を確認したあと、

まずは、自宅で様子を見る事になります。

その時の自宅介護の注意点を次に書き込みますので

確認してください。

018.

義理や世間体でできるほど、痴呆介護は甘くない

義理や世間体でできるほど介護は甘くはありません。

もしそうであるならば、介護をしている人にとっても、

また介護をされているお年寄りにとってもこれほどの

不幸はありません。

冷静に自分の気持ちと周囲の情勢を考えましょう。

これまでのいきさつからどうしても気持ちよく介護ができない、

あるいは、介護したい気持ちは多分にあるが、自分の仕事も

大切だと思うなら、そのような気持ちを大切にしましょう。

10年以上及ぶことも少なくない、介護が終わった後に訪れる、

自分自身の老いにも思いをいたすべきです。

 

019.

上手な手抜きが、長持ちの秘訣

在宅介護を無理なく続けるためには、ショートステイ

(老人ホームに1週間を限度にお年寄りを預かってもらう制度)

やデイサービス(週に何日か日中だけ預かってもらう制度)等の

サービスを上手に利用することが大切です。

「一度ショートステイを使ったら具合が悪くなり、後が大変だった」

という声を聞くことがありますが、最初から1週間というのではなく、

1泊、2泊から始め、お年寄りと施設が互いに慣れた後に

1週間のステイとするほうがスムーズにいくように思います。

 

020.

可能ならば専門医と家庭医の両方に相談できる態勢を整えておく

在宅介護においては、痴呆に詳しい専門医と、身体的な病気に詳しい

家庭医の両方に相談できる態勢を常日頃から整えておくことが

大切です。

一般的にお年寄りは複数の病気を併せ持っていることが多いうえに

痴呆症にかかると精神の機能だけでなく、身体の機能にも

障害が起こります。

正確な診断や将来の見通しを聞くための専門医と、きめ細かく

日常の身体の健康について相談にのってくれる家庭医がいると

安心して介護ができます。

 

021.

介護保険で、介護サービスの性格が変わる

従来、老人ホームやデイサービス等の福祉サービスは、

市区町村役場による行政措置として行われていましたが、

介護保険のもとでは、利用者が、保険を使って、サービス提供業者と

契約をする形に変わります。

いままでは、役所に申し込めば後は全部役所がしてくれた代わりに

利用者がサービスを選択できる範囲はきわめて限られていました。

介護保険では、自分で業者を選び、利用契約をしなければ

ならない代わりに、安くてよいサービスを選ぶことができるように

なります。まだまだ不完全な制度ですが、みんなで育てて

いかなければなりません。

 

022.

緊急時の準備は平時から

痴呆症に限らず、お年寄りの介護には、緊急事態がつきものです。

介護者がお年寄りである場合は、緊急事態の危険性は倍になります。

身体の状態が急変したときに連れていく病院、介護者の状態に

急激な変化があったときに預かってくれる施設、家庭介護が

困難になった場合に備えて長期入院・入所の可能な施設などを、

余裕のあるうちに探しておきましょう。

長く待たなければ入れない施設などは、とりあえず

申し込んでおくというのも1つの手段です。

 

023.

我慢は禁物。厳しいと思ったときはすぐにSOS

上手な介護のこつは、介護する人が楽をすることです。

これまで、楽しかったことが楽しくない、いままで気にならなかった

ことにイライラするなどの兆候が現れたときは、介護者の心と

身体がSOSを発しているといえます。

そのようなときは、介護を休む方策を講じます。

従来の公的なショートステイは融通が利きにくく、急な事態には

対応できませんでしたが、介護保険が実施されれば、多少は

改善するかもしれません。

老人保健施設の短期入所は、時期も期間もかなりの融通が利きます。

困ったときに話を聞いてもらえる人を確保しておくことも大切です。

 

024.

備えあれば憂いなし。入所施設もチェックしておく

在宅ケアをすると決めていたとしても、いざというときのために、

長期ケアのための施設を見学しておきましょう。

長期ケアを引き受ける施設や病院には、費用、入所手続き、

介護の状態等にいちじるしい差があります。

自分の目で見てよい施設を探しておくことは、将来、

家庭介護が困難になったときの選択肢の一つになるばかりでなく、

日々の在宅介護をするうえでの心の余裕にもつながります。


自宅介護でどうしても介護できないと言う状況になったとき

施設に入れる事になります。

そのためにも事前にチェックすることも大切です。


 

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2008年09月17日

認知症(痴呆)と判断されたら?

痴呆が疑われ、病院に行き痴呆、認知症とはんだんされたら

あなたはどうしますか?

そういう場合はどうすれば良いか次にお知らせします。


014.

病院での説明を聞く場合は、関係者全員で

病院では初診の後、検査を受け、検査結果が出そろったところで

診断や今後の見通しを聞くことになります。

本人にもできる限り正確な情報を伝え、本人の希望が介護に

生かせるようにします。


本人がすでに理解力を失っているときは、実際に介護に携わる

人だけでなく、関係する人がそろって医者から説明を聞くように

しましょう。

子どもが多い場合など、1人だけが医者の話を聞いて、後で

他の兄弟に伝えるというケースを時々見かけますが、情報が

途中で混乱し、後々、介護している人のやり方に、他の兄弟が

不満をもったり、介護にかかる経費負担や遺産の相続などで、

思いがけない家族間のトラブルを引き起こす原因となったり

することがあります。伝言ゲームは間違いのもとです。

 

015.

一緒に住んでいない親戚や周囲の人たちにも、正しい理解をもってもらう

親戚といっても、立場やその家族関係により、介護への関わりは

さまざまです。

病気についての情報は、基本的には患者のプライバシーの問題で

あるため、やたらに知らせればよいというものではありません。

しかし、介護方法や対応の仕方に、普段あまり付き合いのない

兄弟や親戚が口を出して面倒だというようなエピソードは

少なくありません。

このような事態が予測されるときは、あらかじめ、必要最小限の

客観的な情報を知らせておいたほうがよいと思います。

 

016.

介護計画を立てる前に、わからないことはどんどん相談する

介護の方針を立てる前に、わからないことは、診断をした医者や、

地元の福祉事務所、在宅介護支援センターなどに質問しましょう。

いざというとき入院できる医療機関、身体の病気やけがを診療して

くれる病院が近所にあるか、往診してくれる医者がいるか、

地元の福祉の現状はどうかなどをチェックします。

福祉サービスのリストだけをみると、何でもそろっているように

みえますが、週に1度だけの給食サービス、3年待ちの

特別養護老人ホームなどということもしばしばみられることから

具体的なチェックが重要です。

 

017.

在宅介護のほうが、施設介護より優れているとはいえない

なにはともあれ在宅介護が一番というのは幻想です。

在宅介護、施設介護それぞれに長所、短所があり、家族ごとに

向き不向きがあります。

地方に行くといまだに老人の在宅介護は嫁の役目だと思われ、

在宅介護に対する無言の強制がある場合が少なくありません。

そのようなときは、せめて嫁だけでなく、息子にもなにがしかの

責任を負ってもらう必要があります。

世間の偏見、親族の身勝手に負けないで、実際に介護する人を

中心に、家族全員が、本当はどのようにしたいのかを考えましょう。


最後の017は需要な用件です。

なぜなら、介護は家族全員で取り組む必要があるからです。

自分の両親が痴呆、認知症になったとき、あなたは自分の嫁に

仕事を辞めて、介護に専念するよう、に言い、

自分は仕事があるから、介護できないので介護は頼むぞ!

そう言いながら介護放棄していませんか?
お嫁さんは赤の他人のあなたの両親を介護する事になっているのです。

一人で介護は本当にしんどいものです。

自分の人生を介護に費やす、好きなことができない。

家に入り浸りで外に出られない。

ストレスがたまり、奥さんは心身疲労困憊になります。

だから、介護に入る前に良く良く話し合い、

これからどうするべきか時間をかけて、納得いくまで

話し合ってください。お願いします。

ラベル:認知症
posted by ぶんねん at 18:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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